責任執筆:三浦基英
更新日:2015/2/20

(筆者近影)
珍しくちゃんと撮ってもらった写真 Photo by Vincent Huang&Teo Project


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#144 IT宴会


ある晩、埼玉の男性から「ネットで見たんだけど、小瓶の地酒セットを代引きで1箱送ってくれ」とご注文を頂きました。翌朝発送の準備をしていると今度は女性から電話で「昨日の注文をキャンセルして欲しい」と言うではありませんか。理由を聞くとその男性(実は女性の父親)はドクターストップがかかっているのに家族に内緒でこっそり注文したらしいのです。(どう考えても飲んだらばれます。)また別の人は4合瓶の人気酒セットを注文し自分のサイトで高値で転売しておりました。(偶然発見。)今やインターネットを経由して顔の見えないお客さんとのやり取りは当たり前で、いろいろと不測の事態も起きますが、逆に嬉しいこともあります。Facebookをやり始めて間もなく、30年ぶりに繋がった学生時代の友人に地元の特産鍋セットと酒を送った時の事です。同梱したレシピと手紙を見ながら鍋奉行を務め、Facebookで画像とともにその様子をほぼリアルタイムで伝えてくれました。「ヤバい、マジ美味い。家族全員が感激」という書き込みに嬉しくなった私も飲みながらレスを送ったところ、彼が「まるで一緒に酒を酌み交わしているようで嬉しかった」と寄せてくれました。じゃあSkypeやGoogle+だったらどうなるか、と思ったらこれが全然飲み会感ありませんでした。いずれホログラムかなんかで映し出された仲間たちと酒を酌み交わす時代が来るんでしょうか。まあ吐かれても迷惑にはなりませんが・・・。

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